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オフィスを構えている経営者の方は、照明器具にも気を遣っていますか?現時点で何年使用しているか把握していますか?定期点検なども行っていますか?

とりあえず明かりとしての照明があればいい、などと思っている人は少し流行の波に乗り遅れているかもしれません。現在は照明器具に気を遣っている会社や、インテリアをコーディネートするものとしておしゃれに管理している会社も少なくありません

あなたの会社に訪問して、エントランスで「とても素敵な会社だな」という印象を与えたいとは思いませんか?そのためにも照明器具や空間アレンジはとても大事なことと言えるのです。

今回はその照明器具の耐用年数についてや、長持ちさせるコツ、寿命や耐久性の高い電球などを紹介していきます。きちんと管理していればあなたのオフィスの照明器具もさらに素敵に生まれ変わるはずです。

オフィス照明器具の点検は定期的にしていますか?

冒頭でお話ししたように「照明器具に気を遣っているか」というのは、良いものをきちんと設置しているか、ということではなく、設置してある照明の管理もしているか、ということです。

照明器具の管理、点検に関しては義務ではありませんが、寿命を伸ばすことや安全のためにもきちんと点検を定期的に行う必要があるのです。とはいえ、点検方法は素人ではなかなかわかりづらいでしょう。

点検方法に関して、しないといけないことなどの決まりはありません。照明器具で有名なメーカーや、団体から推奨されている点検方法はインターネットでも見つかるので、その情報を載せていきたいと思います。

まずは点検方法、点検の重要性について知りましょう

照明器具の点検の重要性を考えてみると「交換時期の把握」「安全性の確認」「不良箇所の確認」という点が出てきます。※交換時期に関しては後で詳しく書きます

安全性の確認では、接続部分、ソケット部分などの劣化が原因で発火してしまうこともあるため、適切な点検をしたほうが良いと言われているのです。

不良箇所の確認は、安全面の確認と同じ部分もありますが、同じ照明器具を付けていると欠陥箇所などが出てきます。壊れてしまったり傷んでしまったりすることがあり、その場合は全てを交換するのではなく、パーツの交換などで済む場合もあります。

点検方法はどうしたら?どこから見ればいいの?

点検方法は一般の人ではどこを見たらいいのかわかりませんよね……。今回は点検チェックシートというものを「一般社団法人 日本照明工業会」という団体から引用させていただきました。

・「安全チェックシート(施設用照明器具)
・「安全チェックシート(住宅用照明器具)」 引用元:一般社団法人 日本照明工業会

このチェックシートを見てわかるように、「◯◯年使用している」「器具に緩みなどがある」「こげくさいニオイがする」などの部分に該当するようであればチェックし、記載してある対処方法を実施しましょう。

チェックシートを見て点検をすれば難しいことではないので、定期的な点検をするようにしましょう

照明器具の点検は義務?資格は必要?

さて、点検方法をご紹介しましたが、この点検は義務ではありません。しかし、オフィスの管理者であれば照明器具の管理、現状の把握はしておいた方が良いと言えます。

基本的な照明器具の点検に資格は必要ありません。かといって電気に関係する照明器具なので点検の際には注意して取り組みましょう。

不良箇所などが見つかった場合、電気工事士の資格が必要でないとできない専門的な部分もあります。その場合はきちんと業者に相談することを徹底しましょう。

照明器具の点検はどのくらいの頻度でしたら良いの?

先程もお話した通り、点検は義務ではないので細かい決まりはありません。しかし点検の頻度は1年に1回、資格を持っている人に点検を依頼すのは3~5年に1回が良い、と言われています。

よく「照明器具の設置後、10年が点検の目安」と書かれていたりしますが、この10年は交換時期の目安となっていて、この交換時期をなるべく遅らせる為にも小まめに点検はしておいた方が良いということになります。

交換時期を遅らせる= 寿命が伸びる、ということに繋がります。そして次に紹介していくのはこのことにも付随してくる、耐用年数、交換時期、寿命について見ていきます。

照明器具の耐用年数を把握していますか?

照明器具の点検の重要性に続いて、今度は耐用年数、交換時期、寿命に関することです。耐用年数という言葉は照明器具だけにあるわけではありません。

そもそも耐用年数の意味とは、設備や機器などといった減価償却資産の法で定められた使用可能の見積もり期間のことを言います。といっても減価償却資産ってなに?資本的支出って?となる方も多いと思います。

今回スポットを当てているのが耐用年数なので、減価償却に関しては割愛させていただきますが、耐用年数は簡単に言ってしまうと、照明器具のような設備が使用するのに何年耐えられることができるかというのを法で決められている、その年数のことを言うのです。

適正交換時期?耐用年数とはなにが違うの?

耐用年数はご理解いただけたと思いますが、適正交換時期とは何が違うのか説明しましょう。ちなみに照明器具の耐用年数は15年と法で定められていますが、適正交換時期は8~10年とされています。

先程の定期的な点検に関係してくるのが、適正交換時期です。一般的に言われている交換時期が8~10年ということであって、これは絶対ではありません。点検をしていればその交換時期は伸びますが、耐用年数はそもそも法で15年と決められているので変わることはありません。

よくあるのが「耐用年数15年なのに、10年経って点検したら交換しないといけないと言われたけどおかしいのではないか」という内容です。耐用年数と適正交換時期は意味合いが違うので耐用年数と適正交換時期にズレがあるのはおかしくないことなのです。

適正交換時期と実際の寿命は同じこと?

照明器具に関わらず何にでも存在するのが「寿命」です。これは人間と同じで、全てのものには寿命があります。適正交換時期は、このくらいの時期には交換しないといけない、交換時期が来るのが8~10年くらいです、という意味。

寿命は実際にそのものが使用できなくなった、機能しなくなったその時のことを言います。点検、整備に関係してくるのがこの部分で、管理状況によっては交換時期が適正のものより伸びるので必然的にそのものの寿命も伸びます

そのため、適正交換時期と寿命が同じではなく、「交換時期=寿命」になるので適正と言われている8~10年は必ずではないということになります。寿命を伸ばすためにも本体をはじめ、安定器などの部品もきちんと点検しておきましょう、ということに繋がってくるので把握しておきましょう。

オフィス照明器具はどれがオススメ?

照明器具はどれでもいいのではなく、その場に適しているものが必ずあります。そしてオフィスや店舗、施設に設置する照明器具は、どのくらい保つか、というのも大事になってきます。

メーカーによっては得意分野というのもあり、住宅用の照明器具に強い、オフィス用の照明器具に強いなどもあります。それぞれ需要にあったメーカーの照明器具を購入し、取り付けのための工事も依頼したほうが良いと言えます。

どこのメーカーがいいの?オススメとは?

一番良いメーカーというのは人それぞれですが、おすすめのメーカーや信頼度の高いメーカーは存在します。使用しているオフィスが多いのは信頼度が高く、安全面も優れているということでもあるからです。

ここではオフィス用の照明器具に対して、設置している会社も多く、信頼度も高いメーカーを3つご紹介していきたいと思います。

パナソニック(Panasonic)

オフィス、住宅どちらでも照明器具と言ったらパナソニック。歴史もあることから信頼度で言えば国内ナンバーワンと言っても良いでしょう。製品の種類が非常に豊富で「パナソニック製品だったら悪いものはない」とも言われるほどです。

デザイン性に華美なものは少なく、シンプルモダンなものが多いので、オフィスの照明器具の統一には持ってこいのメーカーだと思います。

パナソニック(Panasonic)
公式ホームページ→ パナソニック商品情報 Panasonic

KOIZUMI(コイズミ照明)

 画像引用元:建築新人戦2013

店舗や施設関係での照明器具では有名でとても人気があるメーカーの「KOIZUMI」。海外デザイナーの照明器具もあるので他とは少し違った照明器具を配置して空間をコーディネートしたい店舗などにはオススメです。

デザイン性もありスタイリッシュで、モダンテイストのものが多く、華美ではないが他とは差をつけたい店舗の経営者の方は一度チェックしてみてください。

KOIZUMI(コイズミ照明)
公式ホームページ→ コイズミ照明株式会社

TOSHIBA(東芝ライテック)

パナソニックと同じくらい知名度が高いメーカーの「TOSHIBA」ですが、このメーカーも種類が豊富で耐久性に高いイメージが強い、といった点があります。

環境面も考えた照明器具や電球を開発し、オフィス用の照明器具では今後どんどん人気が出てくるのでは、とささやかれています。シンプルなデザインが多いので、オフィス照明の交換の際は一度検討してはいかがでしょうか。

TOSHIBA(東芝ライテック)
公式ホームページ→ 東芝 トップページ

オススメの電球(ランプ)はやっぱりLED?

オフィス用の照明器具として人気もあり、知名度も高いメーカーを紹介してきましたが、実際に取り付けられる電球のことも気にしておきましょう。その中でも今一番注目されているのは「LED」です。

ご存じのようにLEDの寿命は蛍光灯と比べとても長く、オフィスの照明として使用するにはコスト面からも一番良いと言われています。

LEDの詳細

LEDのメリット

・長寿命(約40,000時間)
・有機物質を含めない
・点灯スピードが早い
・調光と調色が簡単

LEDのデメリット

・電球自体の費用が高い
・熱に弱い

オフィス用の照明器具で考えてみると、空調なども管理されているでしょうからデメリットの熱に関しては問題ないと思います。価格に関してはどんどん安くなってきてはいるものの、まだ課題も残されています。ただ、工事費など初期投資は必要ですが、修繕費の事を考えれば交換回数が圧倒的に少ないLEDにした方が断然お得です。

オフィスの照明器具は住宅に比べ数も多くなります。寿命も長く消費電力を抑えることができ二酸化炭素の排出を減らし、環境にも優しいLED電球は、オフィスにはとってもおすすめだと思います。

寿命を伸ばす為の定期点検を!寿命も長いエコなLED電球を!

耐用年数や寿命、定期点検の方法、重要性についてまとめてきました。個人的には点検せずに寿命を早く迎えてしまっては、せっかく取り付けた照明器具がどれだけ良いものであっても意味がないと考えています。

きちんと点検しておけば長持ちするはずですし、それもまたエコに繋がります。オフィスの照明器具で考えるべきことは、長持ちする照明器具を設置し、定期的に点検をすることだと考えます。

これからも照明器具の種類は増えてくることが予想されますが、環境に優しくコスト面でもお得なものを設置してみてはいかがでしょうか。

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