照明を買いに行くと電気店には無数の照明が並んでいます。電球だけでも形や色、サイズと十数種類ありますよね。同じ規格の電球でもよく聞く大手メーカーから聞いたことのないようなメーカーがありどれを買えばいいか迷ってしまいます。
照明にはいくつも種類がありますが、最近では長く使えるLED照明を選ぶのが一般的になっています。そしてLED照明だけでもいろんなタイプが出ています。あなたはそれぞれのメーカーの特徴を知っていますか?
本記事では、安心できるLED照明のメーカーとその中でおすすめな商品をいくつか商品をご紹介いたします。
LED照明のメーカーが増えている?
電気・照明の市場を見てみると、LEDは発売当初の年間売上は10億円満たないくらいでした。そして、徐々に生活の中でもクリスマスツリーのブルーの照明が流行したりと、LED照明を見かけるようになり、シャープの家庭用LEDライトのヒットをきっかけにLEDは普及しました。
2009年に45億円突破してからはLED照明が照明市場のシェアを一気に伸ばしました。そして今では電球の中ではLEDが一般的になり、年間100億円以上のビックマーケットになりました。
LED照明市場に新規参入メーカー続出
LED照明の市場は2017年に7,000億円を超えましたが、ここまで大きくなったのは、LED自体が他の電球よりも優れていることはもちろんですが、メーカーの数そのものが増えたこともあります。
以前は電球の製造に初期投資費用がかかっていたため、国内でも東芝ライテック、パナソニック、日立ライティング、三菱電機、NECライティングといった大手電機メーカーでないとなかなか作れませんでした。
しかし、LED照明は半導体を使った照明であるため、大手メーカーでなくても製造しやすいことから、今では大手電機メーカー以外にもたくさんのメーカーからLEDライトが発売されるようになりました。そのため種類や価格などが豊富に店頭に並ぶようになりました。
安心・安全・信頼のLED照明メーカー5選!
LED照明の種類は増えて今ではたくさんのメーカーから発売されています。その中でもおすすめの安心して使えるLED照明を5選しましたのでご紹介します。
東芝ライテック
画像引用:東芝
エジソンが電球を開発して10年後の1980年に日本で初めて白熱電球を作り発売したのが、東芝の藤岡市助です。そこから日本の電気事業が始まりました。東芝が電気事業を始めてから125年経ちます。そんな歴史ある老舗の東芝が電気事業の会社として1989年に作ったのが東芝ライテックです。
東芝ライテックは、LED照明に早くから注目し、2003年小田急電鉄のロマンスカーに国内初の大規模なLED照明を電鉄に導入しました。また、家庭用のLED照明を日本で初めて作ったメーカーでもあります。
オススメLED照明
そんな東芝ライテックスの照明でおすすめなのが、125周年記念で作られた限定モデルの「LEDベースライト SORAIRO」です。
照明と言えば、オレンジ色か白色のライトが多いですが、SORAIROは青・オレンジ・白の三色の電球が組み込まれており、組み合わせによって青空や夕焼け空をグラデーションを演出してくれる照明です。
照明というよりは天井に窓が付いてそこから自然光が差すような雰囲気です。SORAIROの照明は開放感とリラックス感があり窓のないような部屋におすすめの照明器具です。また、グラデーションのパターンは記憶させることができ、時間で照明の色のパターンを設定できます。
パナソニック
画像引用:パナソニック
1918年松下幸之助によって創業した松下電器工業。70年前にオランダの老舗ライトメーカーのフィリップと技術提携をしたりと昔から、新しい照明商品たくさん発売してきました。2003年に社名が国際ブランドのパナソニックに統一されました。
パナソニックは、LED照明もとても人気があり、いろんなランキングサイトでパナソニックのLED照明は常に上位にランクインしています。
オススメLED照明
その中でもおすすめなのは、「LINK STYLE LED」の「AIR PANEL LED」です。このシリーズのすごいところは、LED照明×ブルートゥース×スマートフォンでより快適でおしゃれな空間を作り出します。
LED照明は簡単に自分のスマートフォンから最大15台のライトの操作ができます。つけたり、消したりだけでなく、調光・調色やタイマー設定など細かい操作ができます。
ライト自体も3枚に分かれたパネルをそれぞれ調整できるので、一部を照らした間接照明のお店のようなライティングを家庭でも楽しめます。
また、「AIR PANEL LED」はライトとスピーカーが一体型の照明器具タイプなので、リビングの天井から音楽を流すこともできます。
テレビの音声データをBluetoothでスピーカーに飛ばすことで、映画館のように臨場感のあるホームシアターを部屋で楽しむこともできます。
LEDシステムズ
画像引用:LED SYSTEM
2011年に創業したばかりの新しいメーカーですが、LED照明に特化したメーカーです。会社の始まりは、海外製の照明の粗悪品の多さからもっと品質のいいメイドインジャパンの商品を作ろうと思ったのがきっかけです。そして安心・安全で日本の製品にあった規格の商品を開発をしている会社です。
オススメLED照明
LEDシステムズのLED照明は、蛍光灯タイプ、電球タイプ、パネルタイプなどいろんな形に対応しています。さらに、オーダーメイドで照明の作成も可能です。
LEDシステムズの商品の中でも「ECOLEDSシリーズ」は、「より省エネ」「より明るく」「より多用途」そして「CO2削減で美しい地球を」という思いから作られたシリーズで、電気代が通常の蛍光灯の半額くらいでありながら、電球の寿命は通常の蛍光灯のなんと5倍以上です。
シンプルな電球ですが手ごろな値段でしっかり使える商品です。
アイリスオーヤマ
画像引用:IRIS OHYAMA
ホームセンターなどで見かける衣装ケースやスチールラックなどの生活用品の製造で有名なアイリスオーヤマも、2010年より本格的にLED事業に参入しました。
オススメLED照明
アイリスオーヤマの商品もシンプルなものが多く、LED電球の種類が豊富にあります。その中でも、広配光タイプの電球がおすすめです。
この広配光タイプは通常のLED照明の1.6倍の光が広がります。そのため通常の電球に近い広さで照らすことができます。
また、アイリスオーヤマのLED電球は、人感知センサー付きの廊下向けのLED電球や、ブルートゥース内蔵スピーカーの付いた電球など、オプション機能のついたタイプも発売されています。
電球そのものに機能が付いているので、今家にある照明器具にそのまま取り付けることができます。
KOIZUMI照明
画像引用:KOIZUMI
1716年近江の行商としてスタートしたKOIZUMIのグループ会社がKOIZUMI照明です。KOIZUMI照明はデザイン性の高い照明器具を作っているのが特徴です。
KOIZUMIの照明は照明をインテリアとして提案しているので、自分のなりたい部屋の照明を見つけやすいと思います。都会的なデザインからナチュラルな部屋の雰囲気まで理想的な空間を作ることができます。
オススメLED照明
KOIZUMIのライトの中でもおすすめなのはarkiaのシリーズです。建築素材としての光というコンセプトで作られているarkiaの照明は、天井から部屋を直接照らすようなライトではなく部屋をより彩るようなスポットライトやバックライトのシリーズです。
雰囲気のある廊下や玄関の演出にぴったりの照明です。
部屋に合わせてメーカーを選ぼう
今、LED照明のメーカーはたくさんありますが、多機能性のライトが得意なメーカーもあれば、シンプルなタイプで明るさが選べるように種類をたくさん作っているメーカーもあります。メーカーがたくさんある分、用途に合わせてぴったりの照明を選ぶことができると思います。
昔、昭和の時代はどの部屋も同じ蛍光灯が付いていましたが、今は違います。リビングは食事やテレビを見る時に明るさを変えられる調光ライト、子供部屋は文字が見やすい白色ライト、廊下は人検知センサーのついたフットライト、寝室は雰囲気のいいスタンドライトといったように、部屋の使用目的に合わせて照明を選ぶことができます。
LED照明は安心できるメーカーのものだと10年ちかく交換の必要がないので、おしゃれな照明器具を購入しても長く使うことができます。部屋によって合うメーカーも違ってくると思いますので、本記事がみなさんのライト選びの参考になればと思います。